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AIエージェントに毎朝のニュースを読ませて、ブリーフィングにまとめてもらう

多くの人の朝は、だいたい同じような感じです。タブを五つ六つ開いて、ニュースサイトをいくつかと掲示板を一つ流し読みし、購読しているニュースレターも一つ二つ眺めているうちに、二十分が過ぎています。たくさん読んだのに、頭に残ったものはほとんどありません。本当に知りたかったこと — ずっと追っている二つ三つの分野で今日何が動いたのか — は、興味のない情報の山に埋もれてしまっています。この「毎朝あちこちを見て回る」作業は、あなたが眠っている間にAIエージェントにまるごと任せられます。起きたときに待っているのは、十個の開いたタブではなく、きれいにまとまったブリーフィング一枚です。

これは、AIコーディングツールの、あまり思いつかれない使い方です。CodexやClaude Codeのようなエージェントは、ウェブを検索でき、決まった時間に自動で走り、結果をファイルに書き込めます — 朝のニュースブリーフィングに必要なのは、まさにこの三つだけです。やってほしいことを一度きちんと書いてスケジュールに載せておけば、その後は毎朝目を覚ますたびにブリーフィングが用意されています。以下がその一通りの手順で、コードを書かない人でもそのまま真似できるようにまとめました。

何を作るのか

最終的な姿はこうです。毎朝、たとえば7時に、エージェントがあなたの関心のあるいくつかのトピックの最新ニュースを自動でウェブから探し、ノイズと重複を捨てて、日付入りの短いブリーフィングにまとめます — 五、六件、各項目に一行の見出しと二文の背景、そして詳しく読んだり裏を取ったりするためのリンクが一つ付きます。出来上がりはファイル一つ(あるいはメモアプリや受信トレイ)に届き、あなたはコーヒーを飲みながら3分で読み終えます。

必要なもの

  • ウェブを読めるAIエージェント — CodexでもClaude Codeでも構いません。この記事ではCodexのコマンドラインで説明し、最後にClaude Codeでの同じやり方を一言添えます。
  • コマンドを決まった時間に実行してくれる仕組み — あなたのパソコンにもう入っています。macOS・Linuxなら cron、Windowsならタスクスケジューラで大丈夫です。新しく登録するサービスはありません。
  • ブリーフィングの指示を書く5分、それに加えて、その後一週間ほどの軽い調整。

ステップ1 — ブリーフィングの指示をきちんと書く(ここでほぼ勝負が決まります)

朝のブリーフィングの質は、ほぼそのまま、あなたが与える指示の質と同じです。次の四つを具体的に書いてください。どのトピックを見るか、どんな種類の情報源を見るか、どれくらいの長さにするか、何を捨てるか。あいまいに入れれば、あいまいに返ってきます。下の文面は、そのままコピーして手直しできます。

次のトピックについて、過去24時間以内のニュースをウェブで検索してください: [関心のあるトピック — 例: AIモデルのリリース、半導体業界、自分が住む街のローカルニュース]。その中から最も重要な5〜6件を選んでください。各項目について、太字で一行の見出しを付け、何が起きて、なぜ重要なのかを、やさしい言葉で二文で説明したうえで、出典リンクを添えてください。1日より古いものは除き、同じ話題の重複や焼き直し記事も除き、芸能ゴシップや釣り記事は飛ばしてください。あるトピックで今日これといった大きな動きがなければ、無理に埋めずに一行でそう伝えてください。冒頭に今日の日付を入れてください。全体は400字以内におさめてください。

この指示が何をしているかに注目してください。長さに上限を設け(そうすれば実際に最後まで読みますよね)、大きなニュースがない日には中身をでっち上げて埋めるのではなく正直にそう言わせ、各項目に出典リンクを求めています — この最後が特に大事です。エージェントは間違えることがあるので、リンクがあってはじめて、何かおかしいと感じたところを人に伝える前に自分で確かめられるからです。

ステップ2 — まず手で一度動かす

自動化する前に、一度動かして、厳しい編集者になったつもりで結果を読んでみてください。指示をファイル一つに保存し — 名前は news-brief.txt にしましょう — ターミナルで実行します。

codex exec "$(cat news-brief.txt)"

codex exec は、エージェントを対話形式ではなく一度きりで実行し、結果を出力します — チャット画面もなく、あれこれ聞き返してくることもありません。返ってきたものを読んでみましょう。長すぎる? 文字数の上限をもっと絞ります。的外れなことを扱っている? トピックをもっと正確に指定します。リンクがない?「各項目に必ずリンクを付けること」をもっと強く念押しします。ここで何度か手を入れてください — いま直した一つひとつが、これから毎朝ただで効いてきます。

ステップ3 — スケジュールに載せる

この指示が、本当に読みたいと思える結果を出すようになったら、スケジュールを設定します。macOSやLinuxでは、「毎日何時にこのコマンドを自動で実行する」を担う組み込みのツールが、まさに cron です。crontab -e でスケジュール表を開き、朝7時に実行してブリーフィングを日付入りのファイルに保存する一行を追加します。

0 7 * * * codex exec "$(cat ~/news-brief.txt)" > ~/Briefings/$(date +\%Y-\%m-\%d).md

この行を左から読むと、0 7 * * * は毎日7時ちょうどを意味し、後半はあなたの指示を実行して、その出力を Briefings フォルダに、日付ごとのMarkdownファイル一つとして書き込みます。Windowsではタスクスケジューラで同じことができます — ウィザードに従って「基本タスクの作成」を選び、毎朝7時に設定し、同じコマンドを指すようにします。どちらにしても、その時刻にパソコンが起動していないと(または自動で復帰するよう設定していないと)実行されません。

ステップ4 — 出力の置き場所を決める

フォルダ一つに日付順で並ぶファイルが、いちばん手間がかからず、あとから過去のものを見返すのも楽です。ただ、ブリーフィングは結局のところテキストのかたまりなので、朝どのみち目を通す場所なら、ほとんどどこにでも送れます。

  • メモアプリ — 同期されるメモフォルダ(Obsidianや、ただのiCloud・クラウドドライブのフォルダ)に出力を向ければ、スマホでも見られます。
  • 受信トレイ — このテキストを mail コマンドに渡せば、ブリーフィングがメールとして受信トレイに届きます。何も開かなくても、どの端末でも見られます。
  • 開きっぱなしのファイル一つ — 毎朝同じ digest.md を上書きし、そのファイルをエディタに固定して開いておきます。

まずは日付入りのファイルから始めましょう。出力を信用できるようになって、毎回ターミナルで確かめなくてよくなったら、そのときにもっと凝った場所へ移せばいいのです。

最初の一週間で調整する

最初の何回かのブリーフィングは、少しずれているはずです — 長すぎたり、大づかみすぎたり、あなたのニッチな分野を落としたり、一つのトピックばかり厚く扱ったり。当たり前のことなので、最初の一週間はキャリブレーション期間だと思ってください。だいたい効く調整をいくつか挙げます。

  • 同じニュースが何日も繰り返し出てくるなら、こう一行足します。「直近三日で報じたはずの内容は繰り返さないで」。
  • うのみにしすぎているなら、こう足します。「裏の取れていない単一の情報源しかないものは、確定したニュースとして扱わず、その旨を明示して」。
  • 一つのトピックがほかを飲み込んでいるなら、トピックごとに上限を決めます。「1トピックあたり最大2件まで」。
  • ある朝が静かでも、それで構いません — 三行の「今日は大きな動きなし」というブリーフィングは、失敗ではなくむしろ長所です。欲しいのは量ではなく、シグナルですから。

どこまで信じるか

エージェントが書いたブリーフィングは出発点であって、通信社の記事ではありません。情報源を読み違えたり、二つの話を混ぜたり、数字を引き間違えたりすることがあります — 急いで十個のタブを流し読みする人がやる間違いと同じです。あの指示が各項目の出典リンクをあれほど求めるのは、まさにこのためです。ブリーフィングはどこを見ればいいかを教えてくれ、リンクは、それをもとに動いたり人に伝えたりする前に確かめさせてくれます。頭の切れる友人が送ってくれたテキストの要約のように読んでください — 速くて役に立つけれど、大事なところは自分でもう一度確かめる価値があります。

Claude Codeを使うなら

やり方はまったく同じで、実行コマンドが一行変わるだけです。この記事では codex exec "..." を使いましたが、Claude Codeもコマンドラインで一つのタスクを一度きりで実行するやり方が対応していて、cron の行とフォルダの設定はそっくりそのままです。ステップ1で書いた指示こそが、どこでも通用する部分です — どのエージェントに渡しても働きます。

ここで起きる変化は小さいけれど、確かなものです。もう、毎朝あちこちを見て回るのが自分である必要はありません。繰り返しの部分 — 同じサイトを一つずつ開いて、流し読みし、捨て、要約する — こそ、エージェントが決まった時間にいちばんうまくこなす、境界がはっきりした反復作業なのです。ブリーフィングは一度だけ書いてスケジュールに載せ、これまでタブに溶かしていた二十分を、本当に大事な三つのことに使いましょう。

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